東宝ミュージカル「ミス・サイゴン」
2004-10-12


@帝国劇場(ソワレ)

CAST:
エンジニア 筧利夫
キム    笹本玲奈
クリス   坂元健児
ジョン   石井一孝
エレン   高橋由美子
トゥイ   泉見洋平
ジジ    杵鞭麻衣

「ファン感謝の夕べ」に参加する為、会社終わりにいそいそと帝劇へ。地下のカフェでW嬢と待ちあわせて一服しつつ、場内へ。いきなりブイ・ドイから始まるサイゴンにはやっぱ抵抗があったなぁ(笑)そして2幕の序曲の頭、トランペットが外しまくっててガクっとこける。

10日にも思ったけど、アンサンブルさんが素晴らしいなぁ。前半よりも音響調整が上手く行ってて2階席だと極端に音が小さく感じることがなくなったせいもあるんだろうけど、ステージ上の気持ちが一つになってるように思える。「ブイ・ドイ」のコーラスの圧力がすごかった。それに負けまいと歌う石井さんは…やっぱり熱かった(笑)「♪父親を あの子に与える義務がある〜」の辺りから、2階席まで聞えてくるよ。演台叩くバシッ!って音が。

バンコクのシーンのアドリブは「連休明けにようこそ。オレはサリーちゃんのパパじゃないよ」「客はどうした!」「優しい愛でいっぱいです」でした。このシーンの店長さんが阿部裕さんか否かで「め組・つ組」の最終判断を下す私。他のシーンでなんとなくわかるんだけど、確定が取れるのがここなんですよ(笑)まだまだ修業が足りない…。
その後エンジニアと再会した石井ジョンが「お前か!」と心底嫌そうな顔をしているのも印象的でした。

クラブの部屋のシーンの二重奏、やっと二人の声のバランスが取れてる組に当たったなーと言う感じでした。ジョンの「♪こんな愛に生きる女を〜」という歌詞はなんだか結構衝撃ですね。なんでか…と言われると説明しがたいものがあるのですが。
で、この後の筧エンジニアが、私はいつも好きなんですよ。「♪口を謹め 生意気だぞ」と詰め寄った後、タムの様子を見て柱に凭れ掛かり「♪オレに頼るか〜 バカか〜 これきりのチャンス!」で腕を組んでる立ち姿がなんだかとっても好きなんです。いや、マニア視点で申し訳ない。

サイゴン陥落シーンのシュルツ大尉の「♪状況は〜 今最悪! 移住許可書を渡すから〜」のソロが素晴らしかった!今までも何度か観てる筈なんだけど、この日のソロにはびっくりしました。アンサンブルさんなのは勿体ない!もっと歌聞きたい!…と思ったら当然。冬のレミコンでアンジョをやる岸さんとはこの方なんですね。一気に岸アンジョが観たくなったんですが、残念ながら予定が合わなくて無理そうです。もう一人のシュルツ大尉、小鈴さんのアンジョは観るんだけどなぁ。
今日もアンサンブルさんの迫力が素晴らしい「悪夢」でした。そして今日も「SUN&MOON」で涙が溢れてしまいました。

「告白」シーンの坂元クリスは前回も思ったんですが、きっちり譜面通りに歌っているせいかちょっと薄味かな〜と思いました。個人的に井上クリスくらい崩して、感情を爆発させてくれたほうが説得力があるように感じるのですが…。ま、その辺は好みですからね。クリスもキムも、各キャストそれぞれの持ち味があって面白い。

で、今日の「アメリカン・ドリーム」は出色の出来だったと思いました。
喉は10日よりもはっきりと辛そうだったんですが、とてもとても丁寧に、大切に歌っている感じがして好感触です。そして、この曲はこんなに切ない曲だったんだな〜というのが終わった後の感想。フランス人との混血児、1世代前の「ブイ・ドイ」だったエンジニアが「アメリカン・ドリーム」にこれほど拘る故に、彼がどんな人生を歩んできたかが伝わってきた気がしました。「やっぱ最後はオレ一人なわけ? ……ヘッヘッヘツ… アメリカン!」て台詞に哀愁が滲みます。ちょっとだけ。

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[ミス・サイゴン]

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