東宝ミュージカル「ミス・サイゴン」
2004-10-10


@帝国劇場(ソワレ)

CAST:
エンジニア 筧利夫
キム    笹本玲奈
クリス   井上芳雄
ジョン   石井一孝
エレン   高橋由美子
トゥイ   泉見洋平
ジジ    平澤由美

5回目のサイゴン。5回目にして、今まで見た中でベストの出来だったと思います。キャストバランスが非常にいい感じがしました。
今回初見のキャストが結構いたせいか、今まで泣けなかったシーンでぼろぼろ泣いてしまったのが印象的。
「世界が終わる夜のように」や2幕の「SUN&MOON」とか、幸せな曲が切なかったのは、やっぱり笹本キムの幼さと井上クリスの熱さが、まるで燃え尽きる前の蝋燭のように、散り際の桜のように儚かったからだと思う。

シーンで印象に残ってる部分。
出だし「ドリームランド」で「♪17歳で初めて〜」と歌い出した笹本キムの可憐なこと!さすが実年齢がキムに一番近いだけのことはあります。カウベルに合わせてポーズを取るシーン、笹本キムの後ろでエンジニアが同じ振り付けで踊って、ちゃんと踊れたキムに向かって○印を出してるのがおかしかった。

ドリームランドの帝王と化していたのが石井ジョン(笑)ジジのクジが外れて心の底から悔しがってるわ、お姉さん押し倒してるわ、サックス吹く時に「熱いのいけよ!熱いやつ!」とか叫んでるし、熱いのはおまえじゃと(笑)

「Sun&Moon」の二人のはしゃぎっぷりはすごかった。若さ爆発って感じ。その後の電話シーンも井上クリスはぴょんぴょん飛び跳ねてはしゃぐはしゃぐ。石井ジョンの「目を覚ませ…」という沈痛なため息もおかしさを誘います。


とりあえずきりがないのでキャスト別に。
筧エンジニア:4回目。喉やっちゃいました?張る所は出てますが中間の音程がきつそうでした。でも今まで声を張りっぱなしだった部分にメリハリがついて、逆に好きかも。喉を気にしてかとても丁寧に歌ってる印象があったし。声帯が開いてきたのかなぁ。いい感じです。いい声だ。
2幕のバンコクのシーンで「台風の翌日にようこそ。実家は浸水、田畑は冠水、それでも頑張って生きております」ってアドリブってましたが、これはマジネタなのでは…。実家、静岡でしたよね?
1幕キムの部屋で兵士たちが入ってきたシーン、キムを庇うようにして伏せるのは筧さんだけなのかな。あのシーンがなんとなくいつも気になる。

笹本キム:初見。思ったよりも太い声で、迫力があって驚いた。いいですよ、すごく好きだ!松キムの根性座ってる感じとはまた違って、か細いながらも一本芯の通った女の子といった雰囲気がとてもいいです。もっと早くに見てれば彼女の回数を増やしたのになぁ。
彼女が歌う幸せな曲は本当に幸せそうで、うれしそうで、その後の悲劇を知っているが故になんだか泣けて仕方ありませんでした。
井上クリスとは見た目も声も合っているコンビだと思います。「世界が終わる夜のように」の前「置いて行くのね」っていう台詞がすでに涙声で、今まではあんまり感じなかったけど、トゥイという元婚約者の存在が知れてしまったことで、クリスを怒らせてしまったんじゃないか…みたいな怯えが伝わってきて「なるほどな」と思いました。なので「君を連れてゆく」でパッと明るくなる表情がとても活きてた気がします。
若い二人なだけに「悪夢」のシーンも泣けたなぁ。

井上クリス:初見。6月のDIVAで「Why god Why」を聞いたときはいつもの「王子様声」だったので、出だしの「♪ありがたいけど ちょっとのれない〜」を聴いた瞬間びっくりしました。あたりまえのことですが「ちゃんと"男"の声だー」って。あんなに男っぽい声で歌えるとは思ってなかったのですよ。私は今回の歌い方のが好きだー!この声ならマリウスとかアンジョが見たいぞー!

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[ミス・サイゴン]

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