2005-04-29
※4/30追記
CAST:
バルジャン:山口祐一郎
ジャベール:鈴木綜馬
エポニーヌ:新妻聖子
ファンテーヌ:マルシア
コゼット:剱持たまき
マリウス:藤岡正宏
テナルディエ:徳井優
テナルディエの妻:瀬戸内美八
アンジョルラス:岸祐二
通い詰めた岸アンジョもとうとうあと2回。藤岡マリ・小鈴コンブとはこれがラストです。
しっかり目に焼き付けようと思ったのですが…座席環境が悪すぎ(T_T)
開演してすぐに後方から「カツンカツン」と金属を爪で叩くような音が聞え始め、何事?と思ったらどうも後ろの人がリズムを取り初めまして…。しかも舞台が盛り上がると「バシン!バシン!」と音が大きくなるんですよ。勘弁して〜;
流石に注意しようと思って幕間に振り返ったのですが、ちょっと言えない雰囲気の方で…。だから周囲の方も注意しなかったんだと思うんですけど。舌鼓されたりゲップされたり、かなり辛かったです。これも運ですね。
でもでも!舞台自体はすごく良かったです!学生に偏ったレポになりますがご容赦。
まずは小鈴工場長。いつもの手紙を口に銜えて「取ってみろよ」から1ランクアップしたHさで、太股の下に手紙を挟んで「ほら、取れよ」とやってました(笑)取れるかー!マルシアファンテを触る手付きも「いやらしいわ!」って感じでグーです。
旅人のシーンでは今日はお酒が不味かったらしく(いつもだけど、特に)、一回こっそりと中身を捨てて、もう一回入れ直して呑んでました。握手された手は臭くなってしまったらしく、最後までずっと匂いをくんくん(笑)阿部旅人が来てからは優雅に会話しつつ、いつもよりもちょっと控えめに歯に詰まった「何か」を取ってました。酔っぱらった後はお客のお嬢さんのスカートをめくってみたり、「♪自惚れ野郎の イ・○・ポ!」で突然複雑な表情をしてみたり。でも酔っぱらって気持ちよさそうな表情が印象的でした。
新妻エポちゃんは娼婦の時髪を三つ編みにしてるんですね。彼女はエポの時に鬘を使ってないっぽいので、ウェーブ作ってるのかしら?と思ってみたり。(そんなことないか)
彼女のエポちゃんは手の動きが切ないな〜と思いました。プリュメ街で「♪待つわ〜」と、肩に置かれたマリウスの手が外された瞬間、それから「One day more」でやっぱりマリウスが手をすり抜けて行った瞬間。指先に切なさがあって泣けてしまいました。「On my own」は素晴らしい歌声で聞き惚れたし、「恵みの雨」の悲しい笑顔も良かった。素敵なエポニーヌでした。
その「恵みの雨」では今日も大久保ガブちゃんが岸アンジョの袖口をくいくい引っ張ってました。泣けるんです、あれ(T_T)
藤岡マリウスは楽日を前に私的には今期一番の出来。第一声から力強くて素晴らしかった。エポニーヌが召されてしまった後の呆然とした表情、そしてバルジャンがやってきてもすぐに銃を構えない演技。構える直前に一瞬「これでエポニーヌは死んだのに…」みたいな感じで銃をじっと見つめるのがすごく自然で、そんなマリウスの肩にアンジョルラスが銃を構えつつもずっと手を置いて庇うようにしていて、二人の友情と心の温かさにまた感動。
岸アンジョはラストが近づいて一段と輝いてますね。一つ一つのシーンを大切に演じているのが伝わってくる感じ。ABCカフェでマリウスを諭すシーンの厳しくも優しい目線がいいですね。それから「恵みの雨」からの流れがいい。ガブローシュの死で身を乗り出して援護射撃しようとする姿も印象的だった。「Bring him home」は今日も背中で語ってたし。ガブローシュが撃たれた後の悲しみは日に日に増してる感じがします。
マリウスが撃たれた後にグランに向かって微笑む時、今日はそっとグランの胸元を押して、そのまま2〜3歩進んで押しのけてからバリケードを駆け登ってました。なんかその数歩でいつもと違う印象になってた気がします。より「後は頼んだ」的な感じがした…かな?
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