2005-04-22
CAST:
バルジャン:今井清隆
ジャベール:鈴木綜馬
エポニーヌ:ANZA
ファンテーヌ:井料瑠美
コゼット:河野由佳
マリウス:泉見洋平
テナルディエ:佐藤正宏
テナルディエの妻:森久美子
アンジョルラス:岸祐二
昨日医者で打って貰った今時あり得ないサイズの注射のおかげで復活。
E列サブセンでじっくりと鑑賞させていただいたんですが、熱のせいでHDDや感性がリセットされてしまったのでしょうか?なんだかもの凄く新鮮に感じて、久々に涙が止まらない公演でした。
前からやってたかどうか分からないのですが司教様が「♪あなたの魂 私が買った〜」と歌った後、今井バルジャンが思わず…といった感じにその手を取ってキスしたんですよ。それ見たらなんか泣けてしまいまして…。
その後の独白も「♪パン一つの罪で〜」の後に泣き崩れる姿や、銀の燭台に頬ずりする仕草が胸に迫ってきて切なくてねぇ。
どのシーンも素晴らしかった「バルジャン」がそこにいるって感じで。今井さんがバルジャンの日は、レミゼが「バルジャンの人生の物語」でありながら「民衆の物語」であることを強く実感します。バルジャンという男を通して、登場人物一人一人の人生が強く結びついて伝わってくる。不思議と他キャストの人生が浮き彫りに感じられるんですよ。それって凄いことだと思います。
エピローグ、由佳コゼの額にキスをして召されていく姿に涙。そしてその後にお腹からハンカチを取り出して涙を拭いてる姿にちょっと笑顔(笑)この後5/2まで見られないけど、また素晴らしいバルジャンを見せてくれることに期待。
そして河野コゼ。河野コゼと今井バルジャンのコンビは本当に見てて胸がほんわりと温かい気持ちになる。父への愛、娘への愛、そういったものがバンバン伝わってきて、エピローグで泣いてしまう率が高いのも本編からの積み重ねがあってこそなんだなぁと改めて思いました。
泉見マリウスが一生懸命間に割り込もうとしているように見えてなんだか笑ってしまった。
その泉見マリウスは「恵みの雨」後の茫然自失の表情が印象的だった。それから「カフェソング」での激しさと、エピローグで仲間たちの歌声に気づくところ。ここは泉見マリウス独特の演技なのかな?カフェソングでその存在に気づかず、最後に気づくところに「救い」が見えて、とても気持ちよくラストを迎えることができました。
ANZAエポちゃんは相変わらず可愛い…。「♪大丈夫 ムッシュマリウス〜」と「On my own」での笑顔が大好き。あそこで笑えてしまう女の子ってすごいなーと思います。だから彼女のエポが好きなのかな。悲しいだけじゃなく、切ないだけじゃなく、自分の意志で人生を元気いっぱい生き抜いたって感じがする。
佐藤テナ&モリクミテナ妻。佐藤さん、だいぶ声が戻ってきたのかな?でももうちょっとかな〜。日舞をやってらっしゃるせいか、所々の指先の動きや上半身の流れがとてもきれいな佐藤テナ。なのに表情は結構怖い佐藤テナ。私は結構好きです。何より音を外さないし、テナ妻との歌もちゃんとハモってる…。「♪天国見上げても〜 丸いつ〜き〜が〜」の所はもうちょっと歌い上げてくれると嬉しいな〜なんて思ったりもしますが。
モリクミさんは相変わらず良かったです。声がちょっとお疲れかな〜って気もしましたが、それでもあれだけ歌えていて素晴らしい。
岸アンジョは今日も熱かった…。個人的に伊藤グランとのコンビのが好きなのは20日夜のあの伊藤グランの泣きそうな顔を見てしまったからでしょうか…。ちなみにガブちゃんは大久保君との方がいいな。(恵みの雨の演技があるから)
給仕でドモを口説くとき、いつもと違って胸をツンツンしてて可愛かった(笑)
明日は久々のコングテナです。楽しみだー。
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