東宝ミュージカル「ミス・サイゴン」(ソワレ)
2004-11-22


とにかく、あまり書くことが思いつかないわけで…。
でも11回見た中で今日が最高だったと思う。

「Die in bed」「アメリカンドリーム」終わりの拍手の大きさが筧さんの熱演を物語っていたし、
井上クリスの一曲一曲が彼の激しさと脆さを代弁するかのようだった。
そして笑顔で死んでいった新妻キムを見ていたら、本当にキムが天に召されてしまったような気がした。

2回も流れた場内アナウンスを打ち消すカーテンコールの拍手が、観客の気持ちの全てだと思う。
とにかく最高だった。そして、お疲れさまでした。



……と、↑のままじゃあんまりだろうと思ったので、今更追記。(11/25・30完成)

@帝国劇場(ソワレ/千秋楽2回目)

CAST:
エンジニア 筧利夫
キム    新妻聖子
クリス   井上芳雄
ジョン   岡幸二郎
エレン   石川ちひろ
トゥイ   tekkan
ジジ    杵鞭麻衣

OP、エンジニアの「ウェルカムトゥー…ドリームランド!」でかなり感慨にふけってしまったわけで。
心なしかめ組のお姉さんたちもダンスに気合いが入っていたような。はしゃぐGIたちを見るのもあと二回…とか思うと非常にしんみりしてしまったり。
「♪だ〜まされるな あ〜のエンジニアに」で耳を塞いで「聞こえな〜い」とこそこそこそっと上手に移動する動きをエンジニアが千秋楽までやってくれて嬉しかったり。

ここでけっこう印象が変わったのは岡ジョン。井上くんのフレッシュさにつられてか、前に見たときよりもはしゃぎ方が激しくなってた気がする。このくらいの方が二幕が活きる気がするな。

ダンスのシーン。クリスの肩にに手を置いた新妻キムは、手も足も完全に硬直した状態でぎこちなく踊る。12日に3列目で見たときに気づいたけど、肩に触れるか触れないかくらいの距離で手を置いて、手先は少し震えているような感じだった。
そして「君はこんなところにいちゃいけない」と言われ、クリスを「いい人」と思ったキムは彼を「初めてのお客」にする覚悟を決める。この辺の表情の微妙な変化なんかを見てると「歌に偏ってる」と言われてた新妻キムの成長っぷりが素晴らしい。

「Why God Why?」。この曲の歌い方もずいぶんと変わったと思う。6月の一路さんの「DIVA」で聞いた時は以前の「いかにも王子様」なお綺麗な歌い方で「GIねぇ…」と思ったけど、今は全然違う。現状に迷う男の苦悩が良く出てた。井上くんというとあの澄んだ柔らかい高音のイメージだったから、これだけ太く、男っぽい歌い方ができるとは思わなかったもんなぁ。彼も素晴らしい成長を遂げたんだと思う。
しかし、今日は曲のラストで声が掠れ、高音を外してしまった。石井さんのこと考えてもクリスって役は入り込めば入り込むほど「がなり」の部分が増えてくるし、喉を痛めやすい役なんじゃないかしら。井上・石井はそっちタイプだったもんな。坂元クリスはメロディライン重視タイプだったので、比較的大丈夫そうだけど。
ただ、音は外しても気持ちは伝わってきたので個人的には全然オッケー。良かった。

「電話」。この曲は井上クリスが一番好き。ぴょんぴょん跳ねたりして浮かれまくってる若さがいい!(笑) でも「♪君にニュースを知らせよう 周りは陥落火の海」の辺りで「え?」とか、ジョンの言葉にちゃんと返事を返して「会話」として成立させてるのが凄いなと。細かい。
「♪蓮のはな〜」の突っ込みは「ハァ!?」でした。簡潔で好きです、岡ジョン。

「結婚式」。「♪他に知らないの〜 婚礼に歌う歌〜」で「婚礼!?」とばかりに驚いて顔を上げて、一瞬考えた後に顔がほにゃっと崩れるのもいい。「え!俺結婚しちゃうの!?」と一瞬思いつつ、嬉しそうで綺麗なキムを見て「いいか、この子となら」って感じで「♪こんな綺麗な歌 初めて〜」。うーん、若い。若いなぁ。


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��[ミス・サイゴン]

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